『青春18きっぷ』と他の交通機関との併用、フェリー・夜行バス・夜行列車
2020/12/12
利用できるのは普通列車だけ、というのが『青春18きっぷ』の
特徴だが、接続時間や運行本数など、制約が多いのも否めない現実。
そこで、十αの料金がかかるけれども、より旅のスケールを
アップさせるために、他の交通機関との併用を考えてみたい。
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フェリー
フェリー利用のメリットは、JRの普通列車では制約が多かったり、
遠回りをしなければならない区間のスムーズな移動、長距離の
夜行便利用で時間の有効活用、などが考えられる。
例えば、青森~函館間。この区間は、普通列車が走っていないため、
特急の普通車自由席に普通乗車券だけで乗れる特例区間となっているが、
『青春18きっぷ』利用者には制約が多い。
ここをフェリーなら1日10往復以上の便があり、列車よりも便利だ。
四国~九州間も、普通列車を乗り継ぐと、瀬戸大橋、関門トンネルを抜けて、
と遠回りが必要になるが、フェリーを使えば効率的な移動が可能になる。
また、大洗~苫小牧、新潟~小樽、大阪~志布志などのように、本州~北海道、
本州~九州を結ぶ長距離の航路もある。
『青春18きっぷ』で乗車できる夜行列車がない地域では、別途料金が
必要になるが、寝ている間に長距離を移動できるフェリーはありかたい存在だ。
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夜行バス
近年、高速道路網の拡充に合わせ、路線も多くなってきており、
かなり割安感があるのが特徴。
夜行快速列車のない北海道や九州、東北、北陸、山陰方面などにも
路線が数多くあるので、『青春18きっぷ』と組み合わせて使えば
かなり旅の効率がよい。また、最近の夜行バスは、ゆったりとした
シートを装備して定員を30人以下におさえたトイレ付きの
車両もあったりと、快適さも十分だ。
夜行列車と大きく異なるのは運行形態。起点周辺で乗客を集め、
終点付近まで直行するパターンなので、運行経路上に乗車/下車できる。
停車駅”はほとんどないので、注意が必要だ。
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夜行列車
『青春18きっぷ』の旅をより有効にするための定番が、
夜行快速「ムーンライト」。
定期列車としては、東京~大垣の「ながら」と新宿~新潟の
「えちご」の2往復。
全席指定席となるため、前もって指定券の購入が必要
(乗車する日の1ヵ月前の10時から発売)だが、
購入してしまえば、眠っている間に数百㎞も
移動できるのだから、行動範囲を大きく広げられる。
また、『青春18きっぷ』の有効期間に合わせるように、
臨時列車が各方面に運行されるので、ぜひチェック
しておきたい。
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