感心する赤ちゃんの頭蓋骨の仕組み
2020/12/11
赤ちゃんが大人と大きく違うところはほかにもあります。
「頭蓋骨」のつながり方の違いです。
人問の頭蓋骨は、一五種類、計二三個の骨が
つながってできています。
つなぎめはギザギザになっていて、そのギザギザが
ジグソーパズルのようにきっちり噛み合い、骨が
ずれないようになっているのです。
ところが、赤ちゃんの頭蓋骨では、このギザギザが
ぴったりくっついていません。
隙間があるために、頭の骨をずらして、多少頭を
小さくすることができます。
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もし頭の骨がぴったりくっついていれば、
出産のとき、大きな頭がつかえて狭い産道を通り抜け
にくくなってしまいます。
それに、胎児のときも生まれてからも、赤ちゃんや
子どもは脳が急速に発達して大きくなっていきますから、
頭蓋骨がぴったりくっついていると、脳の発達が
妨げられる可能性もあります。
ですから、生まれてからも、小さいうちはまだ頭蓋骨は
隙間だらけなのです。
それが成長するにつれて、脳や頭がある程度以上
大きくなると、隙間はぴったりくっつき、骨が
動かなくなります。
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