アメリカ大統領選挙はなぜ火曜日なの?
2020/12/11
アメリカ大統領に関して、日米の感覚の違いがあらわれる
ところがもう一つあります。
それは選挙日の曜日。
アメリカ大統領選挙は、二一月の第一月曜日の翌口の火曜日」
と定められています。
大統領選に先立って、三月上旬に行われる代議員の予備戦や
党集会も、やはり「火曜日」に集中しています。
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選挙はいつも日曜日……というわたしたち日本人の
感覚からすると、不思議に思いませんか?
アメリカも日本と同じく、日曜日が休日の人が多いはず。
それなのに、どうして日曜日ではなく、平日の火曜日に
選挙をするのでしょうか?
これでは投票率が下がりそうですが……。
じつは、休日に選挙をしたほうが投票に行きやすい
というのは、働きバチといわれる日本人特有の
考え方といえます。
アメリカ人は逆で、休日はしっかりと、プライベートな
時間を楽しみたいと考えます。
休日に選挙をすると、むしろ投票に行く人が
少なくなってしまうのです。
かといって休み明けの月曜日では、休日を楽しんだ
反動で疲れていて、あまり頭がはたらきません。
そこで、選挙に最適な日は火曜日とされたのです。
休日を大変大切にするアメリカ人と、仕事最優先の
日本人の考え方の違いが、選挙日にも反映しているわけです。
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