これが花粉症の四大症状_2
2020/12/11
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がんこな鼻づまりは一番つらい症状
花粉症の鼻づまりはがんこなもので、ひどい場合には、両方の鼻が
完全につまって、まったく鼻で息をすることができない状態になります。
かぜで起こる鼻づまりより、さらにひどい状態といってよいでしょう。
花粉症の患者さんが、いろいろな症状の中で最もつらく感じるのは、
実はこの鼻づまりなのです。
昼間に花粉を吸い込んで、夜になってから鼻づまりがひどくなることが多く、
そのために睡眠不足になってしまうケースも少なくありません。
どうしても口で呼吸をするようになるため、二次的な症状として、
のどの乾燥や痛みなども起きてきます。
また、鼻づまりのために集中力がなくなり、仕事や勉強に支障を
きたすこともあります。
スギ花粉症はちょうど受験シーズンにひどくなるので、
そういった影響も見逃すことができません。
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目のかゆみは、こするとさらに問題を起こす
花粉症の目のかゆみもつらいものです。花粉が眼球やまぶたに付着するために、
涙がボロボロ出て、強いかゆみが起こります。
眼球結膜(白目の部分)もまぶたも腫れぼったくなり、ひどくなると
眼球結膜がむくんだようにブヨブヨになったり、まぶたが腫れて目が
開かなくなったりすることもあります。
また、あまりのかゆさに目をこすってしまうため、
結膜や角膜(黒目の部分)を傷つけてしまう人もいます。
こうなると、目がゴロゴロする、痛みがある、まぶしさを感じる、
日がかすむ、といった症状が出てくるようになります。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりは、鼻かぜでも起こりますが、それに目のかゆみが
加わったらまず、ただのかぜではないと思ってよいでしょう。
花粉症の症状の程度は、花粉の量が多いときほどひどくなります。
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鼻汁の種類と鼻の病気
鼻の病気は、鼻汁の性状で、ある程度は推測することができます。
水のような鼻汁、つまり鼻水は、花粉症などのアレルギー性鼻炎のほか、
かぜのひき始め、自律神経失調症による血管運動性鼻炎の特徴的な症状です。
これに粘りけが加わった鼻汁は、かぜの最盛期や慢性鼻炎などで見られます。
のどのほうに回って、たいへん不快なものです。
かぜの末期には膿のような鼻汁になりますが、蓄膿症でも同様の鼻汁が出ます。
膿に血液が混じる場合には、がんなど悪性の病気の疑いもあります。
また、膿のような鼻汁で、魚の内臓が腐ったようなにおいがするのは
上顎の虫歯から起こった蓄膿症の特徴です。
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