タバコはその昔、薬草だった!
2020/12/11
禁煙は、ヘビースモーカーにとってはなかなか
むずかしいようですね。
このタバコ、近年では有害だという意見が強く、
世界で禁煙ブームとなっていますが、昔はなんと、タバコが
「薬草」だった時代もあったのです。
タバコの原産地はアメリカ大陸ですが、一四九二年に
コロンブスが新大陸に到達した頃、先住民たちは、タバコを
「精霊たちの大好物」「人間を癒すもの」と考えていました。
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そうした貴重なものだったので、お客さんがくると、歓迎の
意味でタバコをプレゼントしたのです。
コロンブスも親睦のしるしにタバコをもらい、早速これを
ヨーロッパに伝えました。
このことがきっかけで、タバコが世界じゅうに広まることに
なったのです。
ヨーロッパ人たちは、アメリカ先住民たちのタバコ文化を
受け入れ、タバコのことを、
「疲れを癒し、飢えや渇きをやわらげてくれるすばらしい薬草」
と考えました。
まず、医師や本草学者たちが薬草として絶賛して広め、続いて
一般の人々が、疲れや緊張をやわらげるのに用いるように
なったのです。
現代のように、有害だという意識があったら、こんなに
広まらなかったはずですね。心身の健康にいいとみんなが
信じたからこそ、タバコは世界じゅうに広まったのだと
いえるでしょう。
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