左利き選手を「サウスポー」と呼ぶワケは?
2020/12/11
ご存じのように、ボクシングや野球などでは、
左利きの選手のことを「サウスポー」といいます。
英語では「southpaw」。
直訳すると「南の手」ですが、これはある野球場の
向きからきた言葉です。
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最初にサウスポーと書いたのは、『シカゴニュース』の
ピーター・ターンという説と『ヘラルド新聞』のチャールズーシーモア
だという説がありますが、いずれにしても舞台は一八八〇~九〇年代の
シカゴ球場。
ゲームの観戦記ではじめて使われました。
当時のシカゴ球場は、バッターの目に西日が入らないようにと、
バッターがピッチャーを正面に見たときに東に向くように
つくられていました。
反対にピッチャーは、東から西に向かって投げます。
ということは、左ピッチャーの場合、左腕を振り上げるのは
南側になるわけです。
そこで、「南の手=サウスポー」と表現されたわけです。
これが野球だけでなく、ボクシング、テニス、バレーボールなど、
次第にさまざまなスポーツのレフトハンドの選手に使われる
ようになったのです。
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