扇風機もフクロウをまねている
2020/12/12
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電化製品にも、このフクロウの羽の形を応用したものがあります。
やはり羽があり、できるだけ音を小さくしたかった「扇風機」です。
扇風機はフクロウの羽のように、羽根の面積を大きくし、カーブも
なめらかになっています。
ただし、羽根の枚数はフクロウとは違います。
扇風機は一枚あたりの羽根の大きさを小さくし、枚数を
増やすことで音を静かにすることに成功したのです。
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初代扇風機にはなぜか電球がついていた
また扇風機は、数ある国産の家庭電化製品のなかで、なんと
いちばんはじめにつくられています。
日本最初の扇風機にして最初の家庭電化製品の誕生は、日清戦争の
はじまった一八九四(明治二七)年のこと。
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なんといっても、ほかにはまだ電化製品はない時代で、電気そのものが
当時最高のテクノロジーだったのです。
そこで、扇風機が電気で動いていることを大々的にアピールするために、
現在では考えられないようなアイデアが生まれました。
モーターの上の部分に、どう考えても必要のない大きな「電球」が
ついていたのです。
扇風機の涼しい風とともに、電球の明るいパフォーマンスが
楽しめるというのでしょうか。
想像するだけでちょっとおかしくなりますね。
けれども、ついているのは白熱灯。扇風機の季節には、ちよつと
暑苦しかったかもしれません。
この(イカラ扇風機は、残念なことに今では写真で見られるだけで、
実物は残つていません。
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