テニスボールに毛が生えているわけは?
2020/12/11
スポーツに使うボールはつるつるしたものが多いですが、
唯一毛が生えているものがあります。
「テニスボール」ですね。
テニスボールの芯の材料は、天然ゴムに薬品を入れた配合ゴム。
二つに切って接着剤で張り合わせ、なかに空気を閉じ込めます。
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その上に「メルトン」と呼ばれる毛羽立った布を張っていきますが、
布の材料はウール、ナイロン、ダクロンの混紡、フェルトです。
でも、テニスボールには、なぜわざわざ毛羽立ったメルトンを
張るのでしょう。
これは、ボールが飛ぶときの気流を調整し、スピードと
反発力を落とすためです。
もしテニスボールがつるつるだったら、今よりボールは
速く飛び、しかも弾みすぎて、ゲームは成り立たなく
なってしまいます。
そのほか、ラケットの制球力を増し、当たったときの衝撃を
やわらげるという役割もあります。
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