うんちく・豆知識・雑学 「おっぱい」と「ビキニ」と「核」
2020/12/11
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おっぱいは、なぜあの形なのか?
巨乳、爆乳、寄せて上げる……と、何かと世間を騒がせる女性の
「おっぱい」ですが、第一の目的は授乳。赤ちゃんのために
あることを忘れてはいけません。
人間のおっぱいは、赤ちゃんの運動のために合理的なデザインに
なっているといいます。
まず二つあることで、交互におっぱいを飲めるので、首の筋肉を
正しく発達させることができます。
赤ちゃんは言葉が通じませんから、これで自然に首を
動かせるわけです。
また、乳首が乳房の真ん中よりやや上に、外を向いているのも
やはり赤ちゃんの筋肉を発達させるため。あごを引いて乳首に吸いつく
ことで、あごや舌、唇の筋肉が鍛えられます。
サルのように長い乳房なら吸うのに楽ですが、それでは言葉も
しゃべれるようにならないというもの。
というわけで、赤ちゃんの筋肉を鍛えるのにもおっぱいが
役立っているのです。
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「ビキニ」の水着の由来
おっぱいを直接眺めるわけではありませんが、胸元が目立つといえば
「ビキニ」の水着ですね。
このビキニとは、太平洋西部、マーシャル諸島北西部のラリック
列島北端にあるビキニ環礁からとられたネーミングです。
一九四六年以降、アメリカはここで核実験を行ってきました。
一九五四(昭和二九)年の実験では不幸なことに、日本漁船の
第五福竜丸が被曝しています。
ワンピースタイプが主流だった水着に、ブラジャーとショーツに
分かれたセパレートタイプが登場したのは一九三〇年代でした。
セパレートタイプの水着が、パリのファッションショーに再び登場
したのは一九四六年七月五日。
発表したデザイナー、ルイーレアールは、この「隠す部分を最小限に
抑えた究極の水着」を、わずか四日前にビキニ環礁で行われたばかりの
核実験、「究極の兵器、原爆」になぞらえ、「ビキニ」と
命名したのです。
最初はあまりに大胆すぎると受け入れられなかったのですが、
やがて一九六〇年代のフェミニズムの台頭とともに、ビキニは
普及していきました。
やっと普及してきたかに見えるビキニですが、すでに一四世紀には
このスタイルの水着があったらしいことがわかっています。
ポンペイの遺跡から発見されたモザイク雨には、現在のビキニのような
ファッションの若い女性のグループが描かれています。
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鉄より重い地球の中心
ビキニの語源は核実験でしたが、地球の芯も「核」と呼ばれますね。
だれも実際に見たことはない核ですが、地球の中心は一体何で
できていると思いますか?
核の主成分は、鉄とニッケルだということがわかっています。
構造は、内核と外核の二層に分かれ、内核は固体、外核は液体。
液体といっても密度は高く、核全体の平均は一立方センチあたり
一一グラムといいます。
一立方センチあたり七・八七グラムの鉄と比べると、どんなに
重いかがわかるでしょう。
地表から核までの距離は、外核までが二九〇〇キロメートル。
そのあいだにあるのがマントルです。
外核の一番上から二〇八〇キロで内核に達し、さらに一三九〇キロで
地球の中心にたどり着きます。
一方のわたしたちが住んでいる地殻は、海洋地殻が五キロ、
大陸地殻で三〇~五〇キロにすぎません。
地球全体のうち人間が実際に知ることができるのは、
ほんのわずかなのです。
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