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酒樽がヒントになった打診法

      2016/02/26

やっかいな計算が続きましたが、次は大ざっぱに見えて正確に

診断する、お医者さんの話です。

 

胸やおなかに手をあててとんとんと叩く、いわゆる「打診法」。

音の響きから内臓の状態を判断します。

 

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健康なときは、臓器がしっかり詰まっているような重い

音がします。

 

ガスがたまっていればパンパンした軽い音で、水がたまっていると

ボコボコ音がするそうです。

 

これを診断するには長い経験と勘が必要で、素人には

とてもわかりません。

 

じつはこの方法、酒樽に入っている量を計る方法から

思いついたといわれています。

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一八世紀、オーストリアの医師レオポルトーア

ウェンブルッガーは宿屋の息子。

 

お父さんが酒樽を叩いているのを見て、患者の胸のなかの

状態がわからないか、ということではじめたのです。

 

最初のうちは、酒樽と患者をいっしよにするとは何事か、

と反発がありましたが、ナポレオンの侍医が感心した

ことから広まりました。

 

この打診法は、江戸時代に日本にも持ち込まれましたが、

「スイカと同様に扱うとは!」などという反発があったようです。

 

適塾を開いたことで知られる蘭方医、緒方洪庵の随筆に、

その様子が書かれています。

 

ただし、多くの診断法が出てきた現在、この打診法は

行われなくなりつつありますね。

 

CTスキャンやMRIに代わってきているのです。

テレビなどを叩いて状態をみるというアナログな方法も、

いずれ過去のものになっていくのかもしれません。

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