サラリーマンの「サラリー」とは何を指すの?
2020/12/11
終身雇用制が崩れ、これまでの日本のサラリーマン像も
変わりつつあります。
ところでこの「サラリーマン」とは、どこの言葉だと思いますか?
じつは、和製英語なのです。正しい英語では
i salaried worker」。
しかし、「サラリー=salary」が「給料」を
あらわすことは間違いではありません。
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そしてこの「サラリー」はもともと「塩」を意味しています。
古代ローマ帝国の軍隊では、日本の武士の給料が米だったのと
同じように、兵士たちの給料として塩が支払われていました。
ラテン語で「塩」は「サール(sal)。
給料としての塩は「サラリウム(salarium)」
といっていました。
塩の値段は地方によって違ったため、配置替えがあると量を
変えていたそうですが、塩はそれだけ貴重だったといえるでしょう。
その後、塩の支給は名目だけのものになりましたが、
サラリウムの言葉は残り、日本でもサラリーマンという
言葉が使われたのです。
日本ではサラリーマンを「企業戦士」などといいますが、
もとは古代ローマ帝国軍の兵士にちなむ言葉だったのですから、
おもしろいですね。
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