キャラメルは、カキの煮汁からできていた!?
2020/12/11
「一粒三〇〇メートル」といえば、グリコの
「キャラメル」のコピー。
大阪の道頓堀にある、サッカー・ワールドカップや
阪神タイガース優勝のときには着替えもした、
両手を上げて走っているあの看板も有名です。
さて、このグリコのキャラメルですが、
一九一九(大正八)年の発売当初は、意外なことに
海の「カキ」の煮汁からつくられていました。
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グリコの由来は「グリコーゲン」。
炭水化物や糖類などのエネルギー源は、グリコーゲンに
変えて肝臓に蓄えられます。食品のなかで、
とくにこのグリコー・ゲンを豊富に
含んでいるのがカキ。
初期のキャラメルはカキのグリコーゲンを
使っていたのです。
栄養状態が現在ほどよくなかった大正時代、
グリコーゲンは貴重なカロリー源でした。
「一粒三〇〇メートル」も、多くのカロリーを
含んでいることをアピールするコピーだったのです。
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