松の木にワラを巻くのはなぜ?
2020/12/11
桜と同じぐらい、昔から日本で親しまれてきた木に松があります。
公園や日本庭園、海岸の防風林などに、なくてはならない樹木です。
冬になると、この松の木に「ワラ」を巻いているのを
よく見かけることがありますね。
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あのワラ、防寒対策などと思っている人はいませんか。
じつはあれ、「こもまき」といって、害虫であるマツクイムシを
退治するための対策なのです。
マツクイムシは、冬が近づくと、幹の皮や地面の落葉の下など、
暖かいところにもぐりこもうとします。
そこで、幹にワラを巻いておくと、マツクイムシはワラに
もぐりこむのです。
ワラのなかは暖かいからです。
あとは春になる前に、このワラを取りはらって燃やしてしまえば、
マツクイムシを一網打尽にできるというわけです。
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