花粉症の検査を受ける際の注意
2020/12/11
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アレルギーを抑える薬は少なくとも2日前から中止する
アレルギーの原因を調べる皮膚反応検査を受ける場合には、
少なくともその2日ほど前から、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬など、
アレルギーを抑える薬は使わないように注意します。
これらの薬を使っていると、当然出るはずの皮膚反応が弱くなり、
検査結果に影響を及ぼしてしまうからです。
市販されているかぜ薬にも、抗ヒスタミン薬が
含まれていることがよくあります。
うっかり飲まないように注意してください。
ただし、気管支ぜんそくやじんましんで、
薬を中止できないこともあるでしょう。
そういった場合には、使用している薬を医師に
見せるようにします。
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また耳鼻科では、鼻の粘膜を観察したり、
細胞を採って調べたりする検査も行なわれます。
こういった検査にも、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を
服用していると、影響が現れてしまいます。
同様に、点鼻薬や鼻スプレーも、粘膜の状態を変えてしまうので、
2日ほど前から中止しなければなりません。
皮膚反応検査の判定までの時間は、安静にして待つ。
アレルギー反応を抑える薬は一時中止。
常用している薬も報告しておく。
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皮膚反応検査の跡はかいたり、こすったりしない
皮膚反応検査の跡は、15~20分後に結果を判定しますが、
この間は安静にしていなければなりません。
検査の跡は、普通、数時間後には消えますが、一両日中は、
かいたりこすったりしないようにします。
検査を受けた日の入浴は、特に問題はありません。
また、検査の跡がいったん消えたあと、翌日になって
再び赤くなってくることがあります。
この現象も診断の参考になります。
次回の診察を受ける際に、忘れずに医師に
伝えるようにしましょう。
血液を採って抗体を調べる検査は、採血する量が少ないので、
患者さんの体への影響はないといえます。
特に注意を要することはありません。
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