クロワッサンはなぜ三日月型か?
2020/12/11
さて、月といえば、月の形の食べ物、三日月型の「クロワッサン」を
思い浮かべます。
バターたっぷりの生地を重ねて焼き上げたパンですね。
このクロワッサンの独特の形は、ある国旗のデザインから
とられたものだと知っていましたか?
スポンサーリンク
一七世紀後半、オーストリアの首都ウィーンにまで迫った
オスマントルコは、首都を落とすため、地下にトンネルを
掘っていました。
この奇襲は失敗に終わりましたが、これは、地下の工房で
働いていたウィーンのパン職人が怪しい音に気づき、
オーストリア軍に通報したためです。
この通報があったためにトルコ軍は敗退したのでした。
オーストリア皇帝は、この職人の功績を称えました。
職人はこれを喜び、戦勝祝いに三日月型のパンを焼いたのです。
三日月はトルコの国旗に描かれています。
敵の象徴である三日月を食べてしまうという発想です。
日本でもよくスポーツなどで大事な試合の前にビフテキを食べるのと
同じ発想でしょうか。
この三日月型のパンが後にフランスに伝わり、クロワッサンになったのです。
スポンサーリンク