雪の日が静かなワケは?
2020/12/11
どしや降りの雨の音の大きさは相当のものですが、反対に静かなのは
「雪」の朝。音もなく、し1んと静まりかえっています。
これは気のせいかと思うかもしれませんが、じつは、
雪の朝は本当に静かなのです。
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理由は雪の吸音効果にあるのです。
降ったばかりでふわふわした雪は、小さな隙間が
たくさん開いています。
音はこうした穴や隙間の多い面に当たると、複雑に
反射するうちに、吸収されてしまいます。
これはたとえば、防音材として、小さな穴がたくさん開いた
素材がよく使われていることからもわかるでしょう。
雪の吸音性は高く、よく使われる「グラスウールボード」
という吸音素材にも匹敵するほどです。
とくに、耳にうるさく感じる六〇〇ヘルツ以上の高音が
吸収されやすく、八〇~九〇パーセントが吸い取られます。
そんなわけですから、雪の積もった朝を静かに感じるのは
当然といえば当然なのです。
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