銭湯に富士山の絵か描かれているワケは?
2020/12/11
「銭湯」にある雰囲気たっぷりの壁画を「ペンキ絵」といいますが、
題材は「富士山」が多いですね。東京都千代田区の神田猿楽町には、
ペンキ絵発祥の碑があります。
碑のある場所には、かつて「キカイ湯」という銭湯が
ありました。
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当時「機械釜」と翻訳されていた汽船のボイラーを、
他店に先がけて使っていたことが名前の由来です。
この店の店主だった東雄三郎さんが一九一四(大正三)年に、
子どもたちがおとなしくお湯につかれるようにと、画家の
川越広四郎氏に描いてもらったのが最初のペンキ絵でした。
このとき、子どもたちがお母さんといっしょに入ることの
多い女湯には汽車や自動車などの乗り物、男湯には雄大な
富士山が描かれたのです。
富士山が選ばれたのは、画家の川越氏が静岡県掛川市出身だった
ことにも関係あるようです。
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