飛行機の部品は接着剤でくっつけていた?
2020/12/11
ジャンボをはじめ、飛行機の部品が「接着剤」でつけられている
といったら、「えっ?」と驚く人が多いでしょう。
もちろん、飛行機にも、ボルトやナットやリベットは
用いられているのですが、そうした部品を使わずに、
接着剤で止めているところがあちこちにあるのです。
接着剤を用いるのには理由がいくつかあります。
まず、ボルトなどを使うと穴を開けなければならないので、
金属の強度が落ちてしまいます。接着剤なら穴を開ける
必要がありません。
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それに、リベットは、凸部分によぶんな空気抵抗がかかり、
また継ぎ目があるので気密性が落ちてしまいます。
その点、接着剤なら、凹凸はできないし、隙間にはシーリング材を
詰めて気密性を高めることができます。
強度が落ちることもありません。それどころか、このシーリング材は、
振動をおさえる役割も果たしてくれます。
こうした理由から、飛行機では、接着剤も用いているわけです。
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