富士山大噴火でなぜか売れたものとは?
2020/12/11
日本コ局い富士山は活火山です。一〇〇年以上も噴火していませんから、
次の噴火が大爆発になるのではないかと心配されています。
ところで、富士山が一七〇七(宝永四)年に大噴火したときには、
江戸で「コンニャク」が飛ぶように売れ、品切れになったそうです。
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これはコンニャクが「胃腸のほうき」といわれ、体のなかに
たまった砂を払うという俗信があったためです。
富士山噴火で、昼間でも行灯が必要なほど江戸じゅうに
火山灰が降りました。
そのためかなりの量の灰を吸い込んだ人々が、コンニャクで
体の掃除をしようと思ったわけです。
コンニャクが体の砂を払うという科学的根拠はありません。
この俗信の由来は、製造の過程で樽に入れたコンニャクを男たちが
両足で踏んだことにあるようです。
このときに足についている砂がきれいに吸い取られた
ためだといいます。
体のなかの砂まで払うかどうかはわかりませんが、
繊維の豊富なコンニャクが、便通をよくするのは確かです。
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