コンニャクはなぜ花を咲かせないの?
2020/12/12
コンニャクの原料はコンニャクという植物。
サトイモ科の多年草です。
コンニャクをつくるには、まずコンニャクイモと
呼ばれる塊茎を薄く切って乾燥させ、さらに砕いて
粉末、精粉にします。
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この精粉や生イモを糊化させ、さらにアルカリ(石灰)を
加えて固めたものがコンニャクです。
黒コンニャクは海藻のアラメを加えたもの。
何も加えないのが白コンニャクになります。
コンニャクの花は濃い紫色で、形はミズバショウに
似ています。
咲くまでに四、五年かかりますが、食用にするためには
花を咲かぜません。
開花してしまうと、塊茎のコンニャクイモがなくなって
しまうからです。
たいていの作物は、花を咲かせて実を収穫しますが、
コンニャクに限っては花を咲かせてもらえないのです。
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