歯医者でも役立っているコンブ
2020/12/11
虫歯で「歯医者」に行くと、粘土のようにクニャクニヤ
したものを歯に押しつけられ、しばらく噛まされること
があります。
あのクニャクニヤしたものは「印象材」といいます。
噛んでいるうちに歯型がついた状態で固まってくるので、
それをもとにして、歯科技工士が、歯にかぶせたり差し歯に
するための義歯をつくってくれるのです。
印象材の主成分は石膏ですが、石膏だけで歯型を
とると固くなりすぎて、歯からはずしにくくなります。
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これでは患者さんも痛くてたまらないでしょう。
ですから、歯型をとるための石膏には、適度な
やわらかさが必要です。
そこで、印象材には意外な材料が加えられています。
なんと、ゴング類が含まれているのです。
コップの一種を煮詰めて抽出されるアルギン酸
という成分に水を加え、石膏と混ぜると、粘土のように
やわらかくなります。
これなら歯のすみずみまで入りこむことができ、
固まったあと楽にはずせる印象材になるわけです。
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