アジサイの学名に、なんと日本人の名前
2020/12/11
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アジサイの学名は「ハイドランゲア・マクロフィラ・オタクサ」といいます。
この学名、興味深いことに日本人女性の「名前」がついています。
最後の「オタクサ」は、「お滝さん」という女性の名前から
きているのです。
この学名をつけたのは、江戸時代末期に長崎にいた有名な
ドイツ人医師「シーボルト」です。
シーボルトは、其扇という遊女に夢中になって、身請けして
いっしょに住むようになっだのですが、この基扇の本名が楠本滝、
愛称「お滝さん」だったのです。
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シーボルトは、「お滝さん」とうまく発音できなかったようで、
「オタクサ」と発音していました。
彼はまた、日本の花のなかではとくにアジサイを愛し、
出島に花壇をつくってアジサイを植え、「オタクサ」と恋人の名前を
学名にしたのです。
恋人の名前をいちばん好きな花の学名につけたのは、やっぱり
彼女への愛情からでしょうか。
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