「黒」はめでたい?
2020/12/11
-
黒はいつからおめでたくなくなったのか?
お葬式には、「黒」がよく使われます。
会場には黒と白の幕をたらし、香典袋の水引も黒と白で、
喪服の色は黒です。
白は赤と組み合わせておめでたいことにも使いますから、
結局は黒がおめでたくない色ということになりますね。
スポンサーリンク
赤は繁栄や明るさをあらわす色である一方で、
黒は罪やけがれ、希望がないことをあらわす色という
イメージは、どうやら上代からあったようです。
それから時代がくだり、赤がおめでたいときの色、
黒が喪の色となったのでしょう。
喪服に黒を用いるようになったのは、平安時代頃からのようです。
白と黒の幕はというと、神禧で用いる壁代幕か几帳がルーツ
ではないかといわれています。
宮中での神事が、時代とともに一般にまで広まったのですね。
スポンサーリンク