豆知識・なんでも情報発信ブログ

様々な情報を紹介しています。ぜひお立ち寄りください。

花粉症の診断のために行なう検査はどんな検査?

      2020/12/11

  • 鼻鏡検査で鼻の粘膜の状態を調べる

花粉症かどうかを判定するためには、まず患者さんの症状が、
アレルギーによって起こっているものかどうかを調べる必要があります。

そのために、鼻鏡検査、X線検査、鼻汁細胞検査などが行なわれます。
花粉症が疑われる患者さんが、まず址初に受ける検査は、
耳鼻科では鼻鏡検査です。

image001

鼻鏡というのは、鼻の中を直接観察するために作られた特殊な器具で、
これを使って、鼻の粘膜の状態を調べます。

正常な鼻の粘膜は、粘膜の下を通っている血管の色を反映して、
薄いピンク色をしているのが普通です。

ところが、アレルギー性の炎症を起こしている鼻の粘膜は、
花粉症でシーズン初めでは、うっ血や充血を反映して、
赤味がかった色ですが、むくみが加わった状態になれば、
白っぽく見えるようになります。

さらに、水のような鼻汁が粘膜をおおっているという特徴があります。

したがって、耳鼻科の専門医であれば。鼻鏡検査で粘膜の状態を観察し
忠者さんの訴える症状と併せて考えれば、アレルギー性の鼻炎で
あるかどうかは、だいたい推測することができます。

特殊な器具を使って鼻の穴を開き、中の様子を調べる。
ただし、ひどい鼻づまりという症状がある場合には、
アレルギー性鼻炎以外の原因も考えてみる必要があります。

そこで、鼻鏡検査を行なったときに、鼻中隔(左右の鼻を仕切っている隔壁)に
愕曲がないか、鼻だけができていないか、鼻汁に膿が混じっていないか、
といったことも併せて観察します。

これらの症状がある場合には、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性が
高くなります。

スポンサーリンク

 

  • 鼻汁の細胞を調べてアレルギー性かどうか判定する

患者さんの鼻炎症状が、アレルギーによるものかどうかを、
はっきりさせるために行なうのが、鼻汁細胞検査です。

もしそれが、アレルギーによって起きている鼻炎であれば、
鼻水を染色してから顕微鏡で調べると、好酸球がたくさん兄つかります。

好酸球というのは自血球の一種で、アレルギー反応が起きているときに
出てくるという特徴があります。

アレルギー反応が起きた場所を通る血管から組織中にしみ出し、
それが鼻汁などの分泌物に混入してくるのです。

好酸球が鼻汁に混じっているということは、鼻の粘膜の中で
アレルギー反応が起きていることを示しています。

したがって、もしこの検査で好酸球をたくさん見つけることができれば、
「あなたの鼻の症状はアレルギー性の鼻炎です」という診断を
下すことができます。

逆にいえば、アレルギー性鼻炎であるとの確定診断を下すためには、
欠かすことのできない検査なのです。

このようにたいへん重要な検査ですが、やり方はいたって簡単です。
鼻汁を顕微鏡で調べるだけですから、患者さんにとっても
ほとんど苦痛がありません。

好酸球の有無を調べる検査は、鼻炎だけでなく結膜炎にも応用できます。
結膜からの分泌物を取り、その中の好酸球を調べれば、
アレルギー性の結膜炎かどうかがわかります。

好酸球がたくさん兄つかれば、結膜でアレルギー反応が
起きているという証拠になるのです。

スポンサーリンク

 

  • 血液の検査でアレルギーを調べることもある

鼻汁細胞検査によって、アレルギー性鼻炎の診断はつきますが、
場合によっては、さらに血液を調べることがあります。

血液中に好酸球が増えていれば、その患者さんの体のどこかで
アレルギーが起きていることを示しています。

また、血液中のlgE濃皮を調べる検査(非特異的lgE検査)を
行なうこともあります。

体内でアレルギー反応が起きていると、血液中にアレルギーの
反応抗体であるlgEが増えてきます。

つまり、lgE濃度が高ければ、アレルギーが起きていることの
証明になるわけです。

ただ、(ウスダストの中のチリダニが原因の場合には、はっきりした結果が
得られますが、花粉が原囚の場合には、lgE濃度があまり高くならず、
正常値を示すことがよくあります。

これは、(ウスダストが一年中吸入されるのに対し、花粉は一年の
ある時期しか吸入しないためです。

体内に入るアレルゲンが少ないために、lgEも必然的に
多くならないのです。

したがって、この検太皿が正常値を示していても、
花粉症でないとは判定できません。

  • X線検査でほかの病気の可能性を調べる

アレルギー以外の原因がないかどうかを調べるために
行なうのがX線検査です。

たとえば、鼻たけがあったり。鼻汁に膿が混じっていたり
するような場合には、慢性副鼻腔炎の疑いがあるため、
X線検査で確認します。

慢性副鼻腔炎があれば、副鼻腔(鼻腔につながる窄洲の部分)に
粘膜の腫れや膿のたまった陰彫がぶります。

また、鼻中隔の忖曲なども、X線検査を行なえば、はっきりと
写し出すことができます。

スポンサーリンク