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新幹線「ひかり」と「のぞみ」は満州から

      2020/12/12

東京オリンピック開催の一九六四(昭和三九)年に開通した、

東海道新幹線を走る「ひかり」と「のぞみ」ですが、

第二次世界大戦終戦直前までの旧朝鮮や旧満州を、同じ名前の

列車が走っていたことを知る人は少ないでセミナーしょう。

新幹線

日本が朝鮮を植民地支配し、満州国を建国した当時、日露戦争後に

日本に譲渡された南満州鉄道は積極的にルートを延ばしていました。

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最高時速一二○キロで満州の吟爾浜と大連を結ぶ、歴史に残る豪華列車

「あじあ」号をはじめ多くの列車が運行し、これらの路線を乗り継ぐと、

はるかヨーロッパまでの大陸横断ルートがつながっていたのです。

 

これらの列車のうち、「ひかり」は釜山~新京(現在の長春)間、

「のぞみ」は釜山~奉天(現在の瀋陽)間を結ぶ急行列車で、

一九三四(昭和九)年から終戦直前まで走っていたのです。

日本の東海道新幹線の「ひかり」は一九六四(昭和三九)年、

「のぞみ」は一九九二(平成四)年のデビューです。

 

「ひかり」は公募によって決められた名前でしたが、「のぞみ」

に関しては、JR東海の選考会で決められた名前だそうです。

 

「のぞみ」は南満州鉄道の列車にちなんでつけた名前かも

しれませんね。

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