貯金箱かなぜブタの形なのか?
2020/12/11
ものの価値がわからないというので、「ブタに真珠」
などといわれるブタですが、なぜか「貯金箱」はブタが定番に
なっていますね。
ブタの貯金箱はかわいいですけど、「ブタに真珠」なんていって
おきながら、貯金箱の定番モチーフになるのも妙なものです。
このブタの貯金箱、じつは職人の勘違いから生まれた
ものなのです。
中世のヨーロッパでは、金属は貴重品だったので、食器など
家庭用品にはめったに使われず、代わりに「ビッグ」と呼ばれる
オレンジ色の粘土で陶器をつくって用いていました。
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ピッグでつくった陶器はそのまま「ビッグ」と呼ばれており、
お金を入れておくのにもこの陶器を利用したのです。
やがて、このビッグという粘土は使われなくなりましたが、
お金を貯めておく「ピッグージャー」という言葉が残りました。
その後一八世紀になり、イギリスの職人が「ビッグ」を
ブタと勘違いしてブタの貯金箱をつくったところ、これが
世界じゅうで人気者になったのです。
勘違いから生まれたブタの貯金箱ですが、やっぱり見た目の
かわいらしさからもはやったのでしょうね。
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