「タイ焼き」は最初、「亀の子焼き」だった!
2020/12/11
カメの形をしたものは、タワシだけではありません。
しかしあの「タイ焼き」が、最初は「亀の子焼き」だったと
いったら驚くでしょうか。
タイ焼きのルーツは、形が違うだけの「今川焼き」。
江戸時代後期、神田今川橋周辺で、小麦粉を水で溶いた
もののなかに飴を包んで焼いたお菓子が売り出されて
人気になりました。
スポンサーリンク
これをタイの形にしたのは、明治終わり頃、大阪から
一旗あげようと東京に来た神戸清次郎です。
最初はふつうの今川焼きを売っていましたが、別の形のものを、
とつくったのがカメの形の亀の子焼きでした。
しかし、売り上げはさっぱり。
試行錯誤の末にたどり着いた形がタイ焼きだったのです。
当時、タイは庶民の口には入りにくい高級魚たったために、
形をタイに決めたようです。
リヤカーで細々と売っていたタイ焼きは、やがて爆発的にヒットして、
清次郎は一財産を築きました。
現在、東京麻布十番にある「浪花屋総本店」がタイ焼き
誕生の地です。
スポンサーリンク